公開日2024/10/12

セレッソ大阪ヤンマーレディース×SOMPO:「多様性」と「防災」で安心を未来へ

実施概要

2024年10月12日(土)  ヨドコウ桜スタジアム(大阪府大阪市)

SOMPOグループと協働し、「セレッソ大阪ヤンマーレディースの選手が講師⁉『防災ジャパンダプロジェクト』、ヨドコウ桜スタジアムで選手から防災について学ぼう‼」を開催しました。「多様性」と「防災」をテーマに、防災教育プログラム「防災ジャパンダプロジェクト」を実施しました。

選手たちが先生に!楽しく学ぶ「防災ジャパンダプロジェクト」

セレッソ大阪ヤンマーレディースが今回の「防災ジャパンダプロジェクト」への強い思いを抱く背景には、2024年8月の宮崎キャンプ中に経験した震度6弱の地震がありました。

自然災害の恐ろしさを肌で感じたセレッソ大阪ヤンマーレディースの選手たちが自ら講師となり、以下の4つの防災プログラムを実施しました。これらのプログラム実施に先立ち、選手たちはSOMPOグループのスタッフからレクチャーを受け、防災に関する知識を深めるとともに、子どもたちへの伝え方を熱心に練習しました。

  1. 選手による防災紙芝居披露
    • 地震や自然災害が起こった際の対処法を、選手が紙芝居を使って分かりやすく伝えます。子どもたちとのコミュニケーションも活発で、「机の下に隠れる!」「窓から逃げる!」といった声が飛び交いました。
  2. 新聞紙でオリジナル紙食器を作ろう
    • 避難所で食器が不足することを想定し、新聞紙などの身近な材料でコップやお皿を作る体験。選手が優しく教え、参加者も笑顔で取り組んでいました。
  3. ポリ袋でオリジナルポンチョを作ろう
    • 防寒対策にもなるポリ袋ポンチョ作り。選手も子どもたちも協力し合い、セレッソ大阪ヤンマーレディースのステッカーを貼ったオリジナルポンチョを完成させました。
  4. 毛布で担架トライアル
    • 毛布を担架に見立て、怪我人を想定した大きなぬいぐるみを運ぶ協力型プログラム。選手からのアドバイスで、簡易担架をスムーズに作成し、協力して運びました。

「多様性」の視点を取り入れた防災教育

プログラムでは「防災×多様性×スポーツ〜今日からできる防災への備えと次のアクション」と題した講義も行われました。避難所など、多くの人が集まる場所で起こりうるジェンダー特有の課題や、性別や年齢、障がいの有無にかかわらず誰もが安心して過ごせるための備えや心構えについて学びました。選手たちからは「宮崎キャンプ後、すぐに防災グッズをそろえました」「防災リュックを作ってSNSなどにあげることで防災を考えるきっかけになったら」といった前向きな意見も飛び交い、防災への意識を一層高める機会となりました。