公開日2025/09/10
「OUR STORIES」アイデアセッションー仲間を集めてアイデアを加速ー

実施概要

2025年9月10日(水)藤枝市産学官連携推進センターBiViキャン(静岡県藤枝市)
藤枝順心高校サッカー部員から出てきた「サッカーが好き。でもほんとは…」に続くさまざまな本音。サッカーが好きだけど続けることに「不安がある」という本音を共有し、解決に向けて具体的な方法を話し合う「アイデアセッション」を開催しました。藤枝順心サッカー部をはじめ、多くの人が集まり、活発な意見が交わされました。ひとりの声が、私たちみんなの物語へとつながる一歩を踏み出しました。
多様な業界、多様な人が藤枝に
この日集まったのは、2025年3月に発信した藤枝順心サッカー部とWEリーガー・WEクラブOGの対談動画を見て共感した大人たち総勢約50名。WEリーグ、なでしこリーグ、Jリーグクラブ、金融機関、メディア、大学教授など多様な業界・職種の人が集まりました。
動画の中で語られた「#白ユニフォームに困る」「#女子更衣室がなくて困る」「#国立競技場で試合をしたい」「#女子サッカーをテレビで見られない」という10代女子の本音について、4つのグループにわかれてディスカッションしました。動画で「本音」を語ってくれた藤枝順心の選手たちの想いを聞きながら、それぞれの考えを結集させたアイデアが多く生まれました。
その一つとして、「防災」と「スポーツ」を掛け合わせたアイデアが生まれています。
日常的に持ち運べる更衣室としてテントを活用。日ごろからテントの保管場所や数を確認し、使用方法に慣れておきます。そして、災害など有事の際には防災用テントとして活用します。日常と災害時、双方のシーンでテントを使用することで、彼女たちの悩みを解決しながら、地域の防災力強化にも寄与する画期的なアイデアとなりました。


アイデアの実現に向けて

藤枝順心の選手たちが抱える「サッカーが好き。でもほんとはね」という本音に真剣に向き合い、自分たちに何ができるかを話し合う機会そのものが私たちにとって大切な時間となりました。
ここで生まれたアイデアは、関係者によって、実現に向けて試行錯誤が重ねられています。
すべてのアイデアをすぐに実現することは難しいかもしれませんが、一つでも実現に近づくことで、女子サッカーを取り巻く環境は改善に向けて一歩進みます。
ひとりの声を、私たちみんなの物語に。「OUR STORIES」はこれからも続いていきます。